日本ファンクショナルダイエット協会
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特別編

乳がんサバイバーの座談会

〜がんから自分を守る食事法とは〜 Part5

ケトジェニックダイエットアドバイザーであり乳がん体験者でもある安河内美和子さん&國松雅子さん、そして南雲吉則先生の「命の食事」を受講した山本和美さんの座談会。これが最終回です。「乳がんになって良かったかも」とさえ言える、3人の前向きな心の奥が垣間見え、確実に元気をもらえます!

ポジティブに低糖質な食生活を!

山本:お菓子に囲まれていると、お砂糖を摂ってしまいませんか?

國松:意外とね、控えめなんですよ、元々。うちのチョコレートタルトなんかは、お砂糖入れてないんです。普通のレシピだと入れるんですが、なくても全然甘いのよ。

安河内:カカオの甘味!

國松:そう。それに、タルト生地にすれば砂糖が必要になるんですけど、パイ生地にすれば砂糖は要らないの。パイ生地を作って、中のクリームチョコレートにも砂糖を入れなければ、がぜん糖質を減らすことができるんです。まあパイ生地は大豆粉では出来ないので、全粒粉とかになっちゃうから糖質は入っちゃいますが。で、そのひと切れを食べるために、今日一日をどう過ごすかみたいなことにはなりますけど(笑)。

山本:そういうのに慣れると、頭の中で糖質の計算ができますね。あー、もっと知りたくなります。

國松:うまくいったときの喜びもあるし、作るのが好きな人たちはそういうところで食いついてくれるので、まずはそこからかな。アドバイザーとして伝えていくのは。

安河内:それに味覚も敏感になるような気がします。うちはもう化学調味料とか使わないから、そうするとどんどん微妙な味がわかってくる。違いがわかるようになるんです。

國松:化学調味料が入ってるのがわかっちゃう(笑)。世の中そればっかりだから。

安河内:ほんとに。中華料理屋に行けなくなってしまった(笑)。良いお塩とか、良いダシの材料、煮干とか昆布とか、そういう基本の素材がいかに大事かがわかって。そっちの方面で贅沢していきたいなと思うようになりましたね。

國松:お金を出すんだったらそちらのほうへね。知識があるとけっこう回せるというか。ケトジェニック自体の知識もそうですけど、お料理の知識があるとどんどん工夫できますね。

安河内:応用編がいっぱい出てくる。

山本:ぜーんぶ、駄目駄目駄目じゃなくてね。意見を聞いていると、すべて納得できます。

安河内:ベーシックの中でポジティブだから。

國松:だから糖質制限とはあまり言いたくない。「制限」って言葉が嫌。ネガティブすぎて。

安河内:そう、言葉としてね。低糖質とかローカーボのほうがポジティブですよね。

山本:おふたりの食生活、楽しそうですよ(笑)。

國松:あとはね、センスがいい人は、ちょっと器の使い方とか盛りつけ方で、見た目で美味しく見せられるのでね。おうちの食卓であっても、ちょっとお店ごっこ的な感覚でやると、お料理するのも楽しくなる。家族も「今日、なんかちょっと違うね」って喜びも大きくなる。

山本:家族の雰囲気も変わりますね。それでみんなが健康になるのだったら、一石二鳥じゃないですか。がんの予防になるのだったらシアワセです。

安河内:ケトジェニックダイエットは、目的が痩せるためという人もいるし、頭をクリアにして仕事のパフォーマンスを上げたいのが目的の人もいます。持久力のある体、スタミナがある体がほしくてやる人もいる。でも、がんを防ぐのも、もう目的の一つに入れてもいいと思うんです。なった人は再発を防ぐということをうたってもいいはずだと。

山本:私もそう思います。

國松:私達、医者じゃないから、がん細胞は糖質が好き、酸素が嫌い、ビタミンCが嫌い…という単純なことくらいしかわからないですけどね。

安河内:でも、それは事実としてあるわけですからね。たとえ難しいことはわからなくても、がんのPET検査のしくみを聞けば、「ええっ」となりますよね。PET検査は、たくさんブドウ糖を取り込んでいる細胞を探すということ。それがつまりがん細胞なんですから。がんは糖質をエサにして増えることは間違いない。

國松:がん細胞が居心地が悪い、増殖しにくい体をつくることを意識すればいいと。まずがんから糖質を遠ざける。おとなしくしといてね、みたいな感じで(笑)。そして糖質を減らすだけじゃなく、健康になるために栄養のバランスを考えたケトジェニック食!これが最大のポイントだと思いますね。



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がんに立ち向かうには、知識と出会いがすべて

安河内:さっき「知識」という言葉が印象に残ったと言ってましたよね。

國松:ええ、乳がんがわかった直後くらいに、ケト検で知り合ったドクターの「知識よ」という言葉、その後に全部つながってきているんです。「がんが嫌がる環境を作らなきゃ」と考えていたんですが、それがあるとき、自分の中で明確な図式になって見えてきた。
がんに対抗するために私が出会い、選んだものを「5つの神器」と呼んでるんですけど、それがケトジェニックダイエット、ノニジュース、水素、ケイ素、あとリンパマッサージ。この5つでした。その5つが揃ってからは、不安がスーッと消えていったんです、怖さも。最初は号泣して、前が見えなくなっちゃうぐらい怖かったことがあったけれど、5つも出会いがあって「ああ、これできっと大丈夫かも」と思えたんですよね。

安河内:乳がんというのは「手術して取って終わり」じゃなく、再発や転移の心配をしなきゃいけない時期がずっと続きますからね。その長い時間の中で何をすべきか、どうやって自分をがんから守っていくのかを、いろんな選択肢の中から選び取らないと…。

國松:情報が氾濫しているから。多すぎちゃいますからね。

安河内:そうそう。惑わされないようにしながらも選択肢をなるべく多くして、それを自分でチョイスしなきゃいけない。そういう意味で、ケトジェニックダイエットは絶対いいと思っています。ホルモン治療しながらもケトジェニック食を食べていれば、自分のできる限りの予防対策はできているのかなと思います。それは気持ちもよりどころになるし、安心材料として。

山本:すごい説得力あります!ケト検受けたい!

國松:私、正直言うと、ステージ4だと聞いて、自分で調べて「5年の生存率50%」と見たときには、それこそ遺影をどうしようぐらい思ってました。でも、今じゃ自分でなんとかできる、がんは自分で治せるんだって、最終的に思ってます。もし、もう1回がんになったとしても、また治せるだろうなっていうくらい。駄目だったらもう寿命です。
この座談会を読んでくださった方にも、私達の考えやケトジェニックダイエットを知ることによって「出会いがあった」と思ってもらいたい。だって、そのことで助かる可能性はとても高くなると思うし、メンタルも助けてくれると思いますから。何より、きれいになるんだから、ケトジェニックやったらいいのよ(笑)。

安河内:本当に、やっぱりがんは、自分で治さなきゃ駄目だと思いますよね。これだけあふれている情報の中から、自分が納得できることを選び出す。治療法もだし、食生活をどうしていくかも大きな要素。すべて自分自身が納得できる方法、手段を探して、どんどん知識を入れて、自分の身は自分で守っていくしかないと思います。がんの宣告を受けたら、それはもちろんショックですけど、そこでとどまらないで、そこから自分がこの先どうやっていくか、意志を強く持って探してほしいです。そこで、へこんだままにせず。

國松:なんとかしなきゃ!と思ってほしい。医者まかせでなく。医者まかせっていう言葉はおかしいけれど、大学病院の先生がおっしゃることは、病院の中でやってることだけと思ったほうがいい。そうじゃない方法、自分でできることも間違いなく武器になると思うんです。

山本:そうですね。私はけっこう長い時間をかけて、回り道してきたんですが。一人でふさぎ込んでしまって、自分の殻に閉じこもるよりは、外に出るのがとってもいいことなんだなと、今はすごく感じます。初めは「外に出られる人は、体が良くなったから出れるんでしょ」なんて思ってたんですね。でも、具合悪くてもちょっと患者会に出てみようと思って行った場で、みんながキラキラしてた。そこで「ああ、自分もあんなふうになれるかもしれない」と、希望がすごく持てたんです。
乳がんになったら本当につらいし、大変な治療もしていかなきゃいけないんですが、その中で自分が楽しいこと、キラキラに出会える縁を大事にしていただけたらなあって思います。

國松:私たちは病気をしたけれど、その分、きっと人と違うエネルギーを誰かに与えることができるんじゃないかな、という気がする。そしてそれによって、がんになった人たちが今より良くなったり、何かに気づくことで、またパワーチャージできる気がします。

山本:結局、乳がんになっていなかったら、知り合えなかった縁というものが本当にたくさんありまますよね。

安河内:だから、誤解を恐れずに言えば、乳がんになって良かったと思う部分も絶対あります。

山本:ですよね。他の方々もそれは言ってました。私はキレイに手術してくださった医師や、治療中に支えてくださった看護師さん、乳がんになったことで知り合えた友達、見守ってくれた家族がいたからこそ、乳がんを前向きに考えられて、そして「命の食事」に出会えました!

國松:ホントね、がんにならなかったら、わからなかったこともいっぱいあるし、そのご縁で今ここにいるのだし。

山本:今回もいちばんのご縁をいただきました。そう、今日は「えーっ」て言ってばっかりで、目はキラキラでしょう、たぶん(笑) こんなふうに楽しく意見交換できたら、まったく知らない人がいきなり飛び込んできても大丈夫だと思うんです。ケト検の人達ってそういう雰囲気があります。

國松:私たちがこういう話をするとき、始めて来た方々は、私たちががんサバイバーだなんて絶対わからない。かなり元気な人たちみたいに見えると思うんです。だからこそ「誰でもそこにいけるはずだよ」と言いたいですよね。もし、がん宣告されて落ち込んでる人がいたら、何らかの方法で伝えることができたらいいなと思いますね。

安河内:ケトジェニックダイエットアドバイザーとしては、私たちが良いエビデンスになって「あ、がんになっても、こんなに元気でハツラツとしていられるんだね」という証明をしたい。自らの身で。

國松:そういう意味も含めて、たぶん私達は神様にがんサバイバーに選ばれたんだと思う。だって、天国はパラダイスなんでしょう? そこにまだ行かせてもらえてないんだから、まだやるべきことがいっぱいあるってことですよ!

おしまい。

◎座談会を終えて◎
前向きな3人のお話、いかがだったでしょうか?がんは生活習慣病であるとさえ言われる今、私達は、がんにならないために、がんを再発させないために、何をどう食べたら良いのか?それを真剣に考える時期に来ていると思います。2017年も、日本ファンクショナルダイエット協会はケトジェニックダイエットを通して、日本を健康にしていきます!

日本ファンクショナルダイエット協会

【参加者プロフィール】

日本ファンクショナルダイエット協会

安河内美和子さん

1959年3月13日生まれ。広告プロデューサー。
趣味はボールルームダンス。
ケトジェニックダイエットアドバイザーNo.136 「命の食事」チューター
≪安河内さんの乳がんの経過≫
2015年6月:入浴中に右胸のしこりに気づく。
同月、某大学病院にて検査、針生検実施。
同年7月:ステージⅠの浸潤がんと判明。
部分摘出+放射線治療をすすめられる。
自分が求める治療法かどうかをセカンドオピニオンも含めて比較検討、
「乳腺全摘、皮膚温存、同時再建」という答えを出す。
同年8月:全摘&同時再建手術(1泊のみ)
同年10月〜2016年3月:経口の抗がん剤服用。
2016年4月:ホルモン治療開始(10年間の予定)。

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國松雅子さん

1964年3月1日生まれ。パティシエ。
オーダーメイドケーキ専門店アロンジー主宰。
ケトジェニックダイエットアドバイザーNo.81
≪國松さんの乳がんの経過≫
2010年:初めての乳がん検診をきっかけに、
右胸に0.6㎜の悪性腫瘍が見つかり摘出手術。
2015年6月:乳がん検診で何も見つからなかったが、 何か嫌な感じが残り、細胞診を希望。そこで乳がんのステージ3B〜4と診断。
同年8月〜12月:抗がん剤治療1クール。
続けて次の抗がん剤投与の予定が、
ほぼがんが消えたということで抗がん剤治療は終了。
2016年3月:右胸摘出、左腋リンパ切除手術。

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山本和美さん

1969年8月23日生まれ。アロマハイストーンサロン主宰
癒しを提供すべく院内アロマの提案、
キャンドル&アロマハイストーン教室などを開催。
≪山本さんの乳がんの経過≫
2011年9月:乳がん検診で両側に乳がんが見つかる。
数回にわたる検査の結果、右側はリンパに転移、左側グレーゾーンの診断。
2012年1月:左はグレーのまま両側全摘手術、同時にエキスパンダー挿入。
2012年2月〜8月:抗ガン剤治療。
2012年8月:ホルモン療法開始(10年間の予定)。
2012年10月:乳房再建とインプラントの入れ替え手術。