日本ファンクショナルダイエット協会
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第21回

桃原 直子さん

ケトジェニクダイエットアドバイザーNo.087(主婦)

「台所レベル」で、正しい糖質制限を沖縄の人々へ!

沖縄県にお住まいの桃原さんは生粋の専業主婦であり、4人の子供を育て、いまや3人の孫がいるおばあちゃん。彼女が、何度も上京してケトジェニック シニアアドバイザーに認定され、沖縄全土にこの食事法を広めようと奮闘しているのは何故なのか? そこには長寿の秘訣と言われた沖縄の食事事情の大きな変化が見えてきます。既に長寿崩壊の危機に直面し、大きな問題を抱えていると言われる沖縄に、桃原さんとともに目を向けてみませんか?

ケトジェニックダイエットで、家族にも驚きの変化!


実践レポートが終わった後の食事は?

レポートのためのケトジェニックダイエットの実践が終わり、本当に体が快適になりました。これはやはりちょっと続けてみようかと。

せっかくケトン体回路も回った体ですし、じゃあもうちょっと続けようと。私は3カ月で8kg落ち、半年で4kg減ったので、合計で12kgは落ちたと思います。

太ってらっしゃったんですか?

ええ(笑)! しかも私だけでなく、夫も1カ月で5kgも痩せたんです。

夫はデブではないですけど、お腹がすごく出てたんです。だから最初、痩せた時にすごく怒られました。「君は僕の体に何をしたんだい? ベルトがすごい奥に行ったんだけど、君は僕をこんなに痩せさせていいのか」って言われました。

夫はケトン体も知らなければ糖質制限も知らない。何も知らないまま、無自覚のままでこのケトジェニックな食事を食べていた。で、さらにまた痩せて、合計8kg痩せまして、とうとうスーツの作り変えになってしまったんです(笑)。

無自覚なままって、どういうこと?

ケトジェニックな食事というと、もうとにかくバラエティに富んだおかずが増えるんです。彩りもきれいになりますし。で、まずそこで気を引いて「食べていてくださいねー。後でご飯をお待ちしますね」と言って食べてもらう。

で、あえてだいぶ後に「あっ、ごめん。お待たせ」と言って、少なめに盛ったご飯を主人に出したりしました。

「最近、君、パスタ作らないね」と言われた時も、「ああ、そうだったわね。忘れてたわー。じゃあ、後日作りましょうね」と。そんなふうにごまかして、のらりくらりと言い逃れて、そうやって知らない間にケトジェニックダイエットをさせてました。

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糖質を抑えてることに気づかなかったということ?!

そうそう、そのように工夫しました。その代わり、本当に彩り、ちょっと凝ったお料理とか小鉢を増やしてみたり、なるべく糖質を摂らせないようにコントロールしたと申しましょうか(笑)。

無自覚のままで痩せていたので、本人は痩せすぎてびっくりしたみたいなんです。「じゃあ今、あなたは体調どうなんですか?」と聞いたら、すこぶるいい、と!

彼も口内炎ができなくなったんですよ、まずは。そして、体が疲れなくなったと。「以前は夕方になると鉛のように身体が重くなってたけど、今はもう本当に、家に帰ってきてもまたウォーキングするくらいの元気がある」と言うんです。

体が軽い、とにかく目覚めもいいんだと言う。「そうですか。じゃあ痩せたことになんか文句ありますか?」と聞いたら「何もありません」。「じゃあよかったですね」って(笑)。そういう笑い話的な夫婦の会話もありました。

でも、半年で12kgも痩せたら、まわりがびっくりしたんじゃないですか?

心配されました、逆に。がんじゃないのかとか、病気じゃないかとか(笑)。

美容師さんには「髪の毛が違う」とも言われました。髪の毛の質が全然違うということも指摘されました。あと、ネイリストさんからは「爪が違う、変わってきた」とも言われました。丈夫になってきて、明らかに違いがわかるんだそうです。

年齢的には髪も少なくなっていく時期、抜け毛もひどくて。お風呂の後の排水のとこにたまった髪の毛の量が全然違いますもんね。主人も、家族のもみんなそうなりました。

どれだけ栄養が満たされることが大事か、本当に食べ物でこの体は作られているんだということが、身にしみてわかりましたね。



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しかも、実は、私の次女が2年前に子宮頸がんになりまして。その時、私はもうケトジェニックアドバイザーの資格を持っていたので、彼女はすぐ私に相談してくれました。

で、本格的にケトジェニックダイエットに取り組みましょうと。彼女の場合はしっかり続けてもらいました。

幸い、軽度の子宮頸がんということで、塗り薬対応だったんですけど、「様子を見て、1年はかかるでしょう」と言われていたんですが、なんと半年で完治の告知を受けました。

それには先生も驚いてらした。なにせ血液検査でケトン体がプラスになっているので、「え、ケトンがプラス?」と、先生はちょっと怪訝な顔をなさってたんですけど、娘ははっきり「母がケトジェニックアドバイザーをしております」と。

「母の食事法で、私は頑張っています」ということを担当の先生にお話しした時、その先生はしばらく無口になられて、「僕もケトンを勉強しないといけないな」と言ったというんですよ!もう、嬉しくて。

1年かかるというところを半年で治ったというのも嬉しいですし、その娘も3月に結婚しまして、もう本当にもうケトン様様です!



ペットの犬まで低糖質&高タンパク質で健康に!


食で健康を手に入れたお手本のような親子ですね?

娘だけではないですよ。先に話した実母は、薬害の影響もあり、幻聴、イライラ、不眠…排泄のコントロールもままならなくなっていました。家の中でしたが、夜中、下半身まっぱで私を探し歩く母の姿は、もう、阿修羅だった。それがケトジェニックな食事を続けているうちに、嘘のように回復してしまったんです。

姑のほうはアルツハイマー、暴力。叩く、つねる、罵倒、夜中には雄叫び…。過ぎ去ったことですが、今、考えると本当にひどい状態だったんです。

今、2人の母が健やかに生きていることは、家族、身内にとって本当にありがたいこと。やっぱり私はこの栄養学を知ってよかった!もう知らなかったら…と思うことのほうが怖いです。

ご家族みんなが変わられて、素晴らしいです!

家族だけじゃない、ペットもなんですよ。ワンコなんですが、健康のためにオーガニックのドッグフードを食べさせていたのにも関わらず、数年前、心筋梗塞で倒れたんです。

心臓病の薬を飲まされると下痢や嘔吐、脱毛…とひどかった。薬代だけで月に1万円かかっていたんです。

そこで、犬にもケトジェニックな食事を与えてみようと思って。1万円あれば牧草で育った牛肉、グラスフェッドビーフが買えるな、と。沖縄ではけっこう安くニュージーランド産の牧草牛が買えるので、1万円分食べさせています。

すると、倒れてから4年でワンコも元気になっちゃった。いま17歳ですが、ケトジェニックダイエットを続けながらまだ健在です。

でも、私は夫にも子供にも「食事を変えなさい」とは言っていないんです。まったく圧をかけて来なかった。

例えば、血糖値を急に上げたくないじゃないですか。だから、お腹がすいているところに急にメインは出さない。

前菜のようなサラダや和え物にオメガ3系のオイルをしっかり入れて、ゆっくりと食べさせる。そしてメインは見た目もパンチがあるようなものにする。すると、ご飯や麺なんか要らなくなるんです。

とはいえ、協会が推奨しているように厳しいケトジェニックを継続しているのでなく、セミケトジェニックな食事ですね。

そして盆と正月、誕生日会の日は、ケトジェニックはやめる。糖質の量はぐっと控えますが、「量に気をつけたら糖質を食べても大丈夫なんだ」とわかってもらうほうがいい。

例えば、お呼ばれして糖質たっぷりの料理やスイーツが出てきたら?

食品に罪はないですから、捨てられるのはもったいないので、本当に要らないときは最初から断ります。でも、知識がある以上、よい情報は伝えたい。ただし、厳しく伝えなくてもいい。

「正しく学びましょう」「安全に学びましょう」それが私のモットーなんです。

最近は、糖質制限が全国的に広まって自己流の人も多いですね?

本当に!自己流は危険です。

いまだに「主食を抜けばいい」と思っている人が多すぎますね。主食を抜いた分、何が必要なのか、何を優先すべきか、きちんと話を聞いてほしい。タンパク質、ビタミン、ミネラル、食物繊維、よい油…いろいろ必要なものがあることを知らない。自分勝手に実践する意欲があるなら、1度きちんと話を聞いてほしいと思います。



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