日本ファンクショナルダイエット協会
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第17回

山田 千恵子さん

ケトジェニックダイエットアドバイザーNo.289(WEBデザイナー)

乳がん経験者として伝えていきたい、ケトジェニックな食事法

健康そのものだった山田さんが、乳がんを宣告されたのは2017年2月。まさに晴天の霹靂でしたが、見つかる少し前に、ケトジェニックダイエットに出会い、7kgもの減量に成功していました。「ケトン体」「ケトン食」「抗酸化物質」「がんのエサは糖質」などのキーワードから、ケトジェニックダイエットががんに対抗する食事療法と信じ、再び実践し始めるのです。その後、ケト検を受講し、アドバイザーになったのも自然な流れ。この楽しく頼もしい治療食を世の中に広めるべく、日々いきいきと活躍しています。

たまたま知った「MCTオイルダイエット」がすべての始まり


単刀直入に。乳がんが発覚するまでの経緯を教えてください。

10代からずっと元気そのもので、丈夫なのが取り柄の健康優良児タイプだったんです。30代で男の子3人の母親になってからも、いつも外で走り回っている母親という感じでした。

それが48歳の時、2017年の2月にいきなりがん宣告をされまして。乳がんのステージ2で、がんの大きさは2.5cm。手術、抗がん剤、ホルモン療法をすぐスタートしましょうと、先生にいきなり言われたんです。

それまでも毎年、区の乳がん検診を受けていて、あの時もたまたま区の検診で見つかりました。

病院で調べてもらうと、「もうすぐ手術しないとダメ、日にちを決めましょう」とまで言われたんですけれど、身内が抗がん剤の副作用で苦しみながら亡くなった経験があり、抗がん剤治療はどうしてもやりたくなかった。「それだけはやりたくない、すみません」という感じで病院を出たことを覚えています。

よく宣告されて「頭が真っ白になった」と言いますが…。

普通だったら、がんを宣告されたらもうどうしていいかわからない、頭が真っ白になりますよね。でも、私はすぐに「あ、じゃあ私、ケトジェニックダイエットに頼ろう。ケトン食ならきっとよくなる!」と思えたんです。

ケトジェニックダイエットについて、以前から知っていたんですね?

ええ。でも、ほんの少し前。ちょっとさかのぼって、がんが見つかるちょっと前なんです。2016年の暮れあたりには、今よりも8kgくらい体重が多かったんですよ。年齢的もう50歳近い。40後半あたりから代謝も落ちて、何をやっても痩せない。もうどうしよう?と思っていた。

そんな時、たまたまテレビの番組で「MCTオイル」が紹介されてたんです。「無理のないダイエット」と紹介されていた。普段はあまりテレビを見ないんですけれど、たまたま見ていて、「これだ!」と思ったんですね。

すぐにAmazonで調べて、MCTオイルとそのMCTオイルを買った人へのおすすめ本「MCTオイルダイエット」の本も一緒に購入しました。

早速本を読んでみると、MCTオイルで痩せるというよりも、糖質を控えてケトン体を出す。その上でタンパク質とMCTオイルをしっかり摂るダイエット法だった。

「あれ?これはダイエット本じゃないな」と思ったんです。「これ、もしかしてがんも治るってことじゃないの?」と気づいて。「これはダイエット本の体裁だけど、実はがんのための本なんじゃない? このケトン体というものが、がんに対抗する物質なんだな」と頭にインプットしていたんです。

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「糖質をエサにして増え続ける」がん細胞


その時のダイエットは、実際どれくらい効果がありましたか?

かなり短い期間で7kgくらい体重が落ちたんです。30代の頃のいちばん体調のいい理想体重に戻りまして。すごい効果ですよね。まわりのみんなから「何やったの?」「若返ったね~」なんて、それはそれはかなり反響がありました!

その痩せた直後に、乳がんがわかったということですね?!

そうなんです。だから、急にがんを宣告された時にも、すぐ「あっ、じゃあ私、ケトジェニックダイエットでよくなれる!」と思えたんです。普通ならドクターに頼るしかないんでしょうけど、私は迷わず、食事療法としてケトジェニックダイエットに頼ろうと思いました。

「糖質はがんのエサである」「ケトン体は抗酸化物質である」ということも、その本によって知ったのですか?

ええ、そうです。がん細胞は糖質を食べて増え続ける。普通の何倍も糖質を取り込むっていう性質があるとのこと。じゃあ、エサである糖質を取って大きくなるのであれば、エサを与えない、糖質を与えないことががんを弱らせる、がんを小さくするということだろうと。

だから、痩せるためのケトジェニックダイエットはいったんやめていたんですが、がんがわかってすぐ、今度はがんの食事療法として再開しました。そして3週間くらい続けた頃に、クリニックでCTを撮ってみると、がんが半分のサイズに小さくなっていると言われたんです。

私、そこで手応えを感じて「ケトン体ってすごいんだな」と。そんな短期間でがんのサイズが小さくなるなんて普通あり得ないじゃないですか。そこで、これは続けてやっていけばいいんだと確信したんです。

しかも、普通はがんとなれば闘病でやつれて、「大丈夫?」って感じになることもあるかと思うんですが、私の場合、逆に見た目が若返っちゃってたんで、誰も気づかない。

ケトン体は抗酸化物質。なので、本当に内側からきれいになっていたんだと思います。そして、お肌もMCTオイルのおかげでうるおう。体の中からうるおうし、細胞は新しく生まれ変わるしで、本当にアンチエイジング!

乳がんなんてネガティブな病気だと思うんですが、逆行していいことばかり起きていた気がします。



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