日本ファンクショナルダイエット協会
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第16回

羽田 和広さん

ケトジェニックダイエットアドバイザーNo.287(葉山社中 代表取締役/BONIQブランドオーナー)

「低温調理器」で、ケトジェニックな食生活を提案

あっというまに販売数1万台突破! 健康的な低温調理器「BONIQ(ボニーク)」をヒットさせた羽田和広さん。もともと健康志向かと思いきや、ケトジェニックダイエットを知ったのは、商品発売後だったというから意外!ケト検で得た知識をどのように仕事に生かしているのか、参考になるエピソードが盛りだくさんです。

最初にアピールしていたのは低温調理器の美味しさの部分だけ


2017年、クラウドファンディングで大反響。いきなり1000万円以上を集めて、低温調理器を世に送り出したわけですが、それまでの準備期間は長かったのでしょうか?

「いいえ、そうでもないんです。低温調理器というものを知ったのはわずか2~3年前でした。貿易会社を運営している流れで、海外商品を探しているときに見つけた分野。抜群によかったのは、使った時と使わない時の結果の違いが明確で分かりやすかったことです。ビフォーアフターで間違いなく美味しくなる、その商品力はすごいな!と直感しました。

日本ではまだ低温調理器のメーカーがなかったので、これはチャンスだと思って。工場を探すことから始めて、意外にスピーディにクラウドファンディングでスタートしました。

アピールしたのは、あくまで美味しさの追求です。低温調理のメリットとか、欧米で使われている歴史的な背景もありますし。基本的には『低温調理ってこういうものですよ~』という説明。お肉が柔らかくなる理由などのアピールでした。

タンパク質を高温で加熱してしまうと、肉汁が出てしまいますよね。フライパンで焼くとか、電子レンジで加熱するのはもちろん、湯せんするのでも肉汁が出てタンパク質が縮んでしまう。温度管理が難しくて、家でやると美味しくできないわけです。

でも、低温調理器を使えば温度を正確に管理できるので、誰がやってもプロレベル。むしろプロでもできない領域の加熱方法ができるんですよ!というような説明の仕方をしてました」

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「肉食」「高タンパク食」が健康食だったとは!


最初は、美味しさの追求の部分だけを訴えていた羽田さん。その時はまだ、低温調理がAGE(終末糖化産物)対策になる、健康に良い調理法だということはもちろん、低糖質&高タンパク質が健康食であることすら知らなかったと言います。

「ほんとに、もう全然知らなかったです。知らなかったというか、実際は自分自身お肉があまり好きじゃなかったんですよ。日本でいいとされるお肉はサシ入りじゃないですか。30歳を超えたあたりから、あれを1枚食べると、翌日もう気持ち悪い。『あと1ヶ月ぐらい食べなくていいや』という感じで、お肉なんか月に1、2回食べる程度。

基本は、うどんとかパスタとか、炭水化物が中心。あとは野菜を食べようと。それが健康的な食だと思っていたんです。

そんな中、低温調理したらお肉ってこんなに美味しいんだということをまず知って、お肉をちょっと好きになっていって、低温調理器を販売して…。そして、お肉好きな人とたくさん出会いました。

この調理器をもっと普及させていく、発展させていくためにはどうすればいいかと考えて、ユーザーさんの声を聞いているとき、購入していただいた理由が2つに分かれていることに気がついたんです。お肉が好きだから購入したという人と、健康のために高タンパク質な食生活をしているので購入しましたという人、2つの層があったんです。

お肉好きの方たちには『この空腹を美味しく満たしたい』というニーズがあり、その中の1つのチョイスとして低温調理を選んでいただいている。でも、この方たちは、使ってくれる頻度がすごく低いんです。

あまり使わない理由としては、美味しいお肉は食べたいんだけれど、空腹を満たすなら正直カップラーメンでもいいですし、ファストフードでもコンビニのご飯でも良かったりする。となると、調理はちょっと時間がかかるので、面倒臭いからやらない…。そういう感じで使用頻度がどんどん減っていくんですよ。

商品のブランディングをしていく中で、使用頻度はとても重要。そして使ってくれる人がたくさんいることでブランドって成り立っていく。だから、お肉好きな層にだけアピールしていたら、発展性が低いなと感じました。

じゃあ、健康志向の方たちはどういう使い方をしてくれるのか、というと、こちらは本当に毎日のように使ってくれていて、『タンパク質を摂るためにお肉を食べます、お魚も食べます』『乳酸菌を発酵させるのにも低温調理器使います』という感じで、毎日活用してくれている。

なるほど! 『高タンパク食』っていうのが健康にとって大事なんだなっていうのを、そこで初めて僕は知ったんです」



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