日本ファンクショナルダイエット協会
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第13回

麻生れいみさん

“ケトジェニックダイエットアドバイザーの責任はますます重い”

ケトジェニックダイエットアドバイザーNo.1の番号を持つ管理栄養士の麻生れいみさん、3年ぶりの登場です。

昨年は3冊の本を出し、今年の4月には2冊を上梓した麻生れいみさん。近刊2冊というのが『20kgやせた!レンチンおかず』(宝島社)と『脂肪と疲労をためるジェットコースター血糖の恐怖 人生が変わる一週間断糖プログラム』(講談社+α新書)です。いま、ケトジェニックダイエットアドバイザーとして大活躍している、累計32万部の著者にお話をうかがいました。

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「作りおき」だから続けられる


ベストセラー、おめでとうございます。

「ありがとうございます。おかげさまで売れています。今年はあと4冊予定があるので、ひとり月刊誌状態。ホントたいへんです。おかげさまで。なかなか懇親会にも来られず……てへっ」

どうやって、レシピを考えるんですか。ストックがなくなっちゃうのでは?

「ストックはまだあります。あるし、随時増えていったりしているので、それは別に。だって、日常生活で三度は食べているわけじゃないですか」

でも忙しいから自分でつくっているわけではないんでしょ。

「三食、だいたい自分でつくってますよ。外出しちゃったら外食だけど、つくることは苦ではないですから」

最初の『20kgやせた! 作りおきおかず』(宝島社)が15万部! どうしてこんなにウケているんですか?

「やっぱり『作りおき』というところがいいんじゃないですか。これ(『20kgやせた!レンチンおかず』)は“レンチン”の本ですけど、簡単でしかもおいしく痩せられる。せっかくケトジェニックダイエットを始めても、間食したり、あるいはそこにある(低糖質ではない)ものをポッと食べてしまったら元も子もない。低糖質かつ栄養のあるおかずを作りおき、ストックしておくことによって、ケトジェニックダイエットを続けることができますよね。そこがよいのだと思います」

『20kgやせた!レンチンおかず』も売れていますか?

「これ、初版8万5600部刷っちゃったんです。おかげさまでTVコマーシャルも作っていただき出演しています、たいへん。助けて状態です(笑)ありがたいことです」

新書の『脂肪と疲労をためるジェットコースター血糖の恐怖』はどんな本ですか?

「男性向けです。なぜか去年出した3冊はみんな表紙がピンクで、読みたいけど購入しづらいという声が男性からあったので。新書だと男性が手に取りやすいですよね。おかげさまで、明日(5月22日)でちょうど1カ月。売れ行きは1万部ちょっとかな。3刷いってるんで」

すごいですね〜。すっかり生活が変わったんじゃないですか?

「最初に『クローズアップ』の取材を受けたのがかれこれ3年前で、あれから私自身が変わったというより、世の中が変わったんじゃないでしょうか。というのは、あの頃はまだ『ケトン体? いったいなにそれ?』『糖質オフ? 大丈夫なの?』という感じだったんですけど、特にこの1年ですごく変わったと思うんです。それはどうしてかというと、やはり企業、外食産業さんとかコンビニエンス産業さんが低糖質の商品をつくってくださるようになったから」



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糖質制限難民が増えつつある


確かにコンビニでも低糖質パンとかが売られるようになりました。

「なので、あの当時は選択肢がなかったけど、いまは選択肢が増えました。そうすると、私はメタボの特定保健指導をしていたんですけれども、30分という特定保健指導内にメタボになる仕組みから話さないといけなかったのが、いまはメタボ検診にひっかかった人は糖質ダイエット関連の本を読んでくれているので、あとは背中をポンと押すだけ、指導は非常に楽になりました。それと、外食の選択肢がすごく増えたので、(ケトジェニックダイエットが)日常生活に入ってきているという実感があります。あの当時はまだ大変だったけど」

「ケトン体」という言葉も世間で通じるようになりました。

「同時に、選択肢が広がった分だけ勉強しないで(ケトジェニックダイエットを)始めちゃった人が多くなったので、ちゃんと大切なことを言っていかなくちゃいけないという思いでいます。やっぱり発信する側がちゃんと伝えていかないといけない。糖質制限難民が増えつつある。つまり、(いいかげんなケトジェニックダイエットだと)やっても体重が減らない。いつもの食事から糖質をオフしただけ。カロリー制限もしてしまっている人も増えています。糖質制限食が増えたことで、ただの糖質制限置き換えダイエットになってしまっている。それは大きい。知らない間に、三食、低糖質パンだったという人が増えています。なので、ちゃんと伝えていかないと。選択肢が増えて、誰でも簡単に取り入れられるようになったけれども、そのおかげで本質からズレてしまった人も増えている。ケトジェニックダイエットアドバイザーの責任はますます重いよ、と脅かしておいてください(笑)。たかがダイエットだけど、されどダイエットだと思うので、アドバイザーの方は指導する場合は気をつけて」

最後に、がん患者さんのための食事について。れいみさんは本サイトの「クローズアップ」第4回に登場したがんの専門医、古川健司先生とがん患者さんの治療のための『世界初のがんの食事療法としてのケトン食』のメニューを担当しています。これについてもひとことコメントがありました。

「古川先生の本が『ケトン食ががんを消す』(光文社新書)が出たことで、全国から患者さんが殺到しています。ただし、これは代替療法ではない。必ず抗がん剤と一緒に使う、抗がん治療をサポートする支持療法だということを書いておいてください。古川先生の学会発表の内容は、今年7月の日本静脈経腸栄養学会誌に掲載が予定されています。
“今後は学会を通して免疫栄養ケトン食の保険適用を広く働きかけていきたい”と先生はお考えになっていて、私も一緒に先生のお考えに沿った動きをしています。
来年の栄養学会でも、免疫栄養ケトン食の成果の発表が予定されていますが、それが終わったら詳しいことを発表できると思います」


れいみさんのケトジェニックダイエットのレシピががん医療の最前線に躍り出る日も、それほど遠い先のことではないようです。



麻生れいみさんの本

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『麻生れいみ式ロカボダイエット』(ワニブックス)


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『20kgやせた! 作りおきおかず』 (宝島社TJMOOK)


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『作りおきでやせぐせがつく。糖質オフバイブル』(主婦の友社)


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『20kgやせた!レンチンおかず』(宝島社TJMOOK)


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『脂肪と疲労をためるジェットコースター血糖の恐怖』(講談社+α新書)





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あそう・れいみ

ケトジェニックダイエットアドバイザーNo.1/管理栄養士。低糖質料理研究家・機能性食品研究家・機能性料理研究家・日本病態栄養学会会員・日本抗加齢医学会会員・食育栄養インストラクター